エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
クラリセージ Salvia sclarea
クラリセージ Salvia sclarea エッセンシャルオイル|オーガニック
フランス産のフローラル感が強い、フルーティーでやわらかな甘さが際立つクラリセージ。特に女性に人気があります

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Salvia sclarea |
|---|---|
| 特性成分 | 酢酸リナリル(linalyl acetate) リナロール(linalool) スクラレオール(sclareol)など |
| 栽培抽出地 | フランス |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | 栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 開花期の地上部 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
ツヨンを含まないエッセンシャルオイル
クラリセージ(Salvia sclarea)は、料理にも使われるセージ(Salvia officinalis)とは異なり、神経への刺激となりうるツヨン*(thujone)をほとんど含まないのが大きな特徴です。そのため、アロマテラピーでは穏やかに使用できるエッセンシャルオイル(精油)として広く親しまれています。
中でも、エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)のクラリセージはフランス産で、ハーブ特有の青っぽさや土っぽさが少なく、フローラル感が強い、フルーティーで柔らかな甘さが際立ちます。
*ツジョンとも言います。
香りと成分
優しくまろやかな香りのハーモニー
クラリセージの甘く温かみのある香りの奥には、マスカットや紅茶を思わせるような、フルーティーな深みが感じられます。その豊かな香りの秘密は、特有の成分バランスにあります。
香りの中心を担っているのが、主要成分である酢酸リナリル(linalyl acetate)とリナロール(linalool)です。酢酸リナリルがもたらす、やわらかく豊かな甘い香りに、リナロールの持つフローラルな華やかさと透明感がそっと寄り添い、絶妙なハーモニーを奏でます。
さらに、クラリセージを特徴づけるスクラレオール(sclareol)という成分が、香りに独特の落ち着きと持続性を与え、忘れがたい印象を残します。これらの成分が織りなす、優しくまろやかな香りのハーモニーが、フランス産クラリセージの大きな魅力です。
その包み込むような香りは、他のエッセンシャルオイルとの相性も抜群です。例えば、同じフランス産のラベンダーとブレンドすれば、共通する穏やかな芳香成分が響き合い、安らぎの香りが一層深まります。また、柑橘系のプチグレンと合わせれば、心をふっと軽くしてくれるような爽やかさが生まれます。
使い方
くつろぎたい時間のマッサージオイルにおすすめです。ヘリクリサム、真正ラベンダー、プチグレンと相性がよいことが知られています。
やさしく寄り添う女性のためのブレンド ― クラリセージ × 真正ラベンダー
清潔な容器にエッセンシャルオイルと植物油を入れてよく混ぜ合わせ、数滴を手に取り、腰や尾てい骨まわりをやさしくマッサージするように塗布します。
女性の周期に合わせて過ごす静かなひとときに、香りがやわらかな安らぎを演出します。ご使用前にはパッチテストを行ってください。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。 アロマテラピーにご関心のある方は、 書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、 aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし
女性にやさしく寄り添うクラリセージ

クラリセージSalvia sclareaは、シソ科サルビア属に属する二年草または多年草で、地中海沿岸から中央アジアにかけて分布します。高さは1〜1.5mに達し、大きな卵形の葉はややしわがあり、表面には細かな毛が生えています。初夏から夏にかけて、白〜淡紫色の花を穂状につけ、上部の苞は鮮やかなピンクや紫を帯びることもあります。その華やかな見た目と甘い香りで、観賞用ハーブとしても親しまれます。この植物は日当たりと水はけのよい環境を好み、耐寒性も比較的高く、ガーデンハーブとしても育てやすい部類に入ります。
古代ローマ時代には薬用植物として用いられ、特に「清らかさ」を意味するラテン語“clarus”が名前の由来とされ、視覚や精神を澄ませる象徴とされました。セージSalvia officinalisと混同されることも多かった歴史がありますが、クラリセージはツヨン類を含まず、安全性が高いのが特徴です。また、花や葉には精油成分が含まれており、特に花穂から得られる香りは甘く温かみがあり、古来より香料やリラックス目的の利用に重宝されてきました。最近では女性に寄り添うハーブとしても知られています。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
