エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
スペアミント Mentha spicata
スペアミント Mentha spicata エッセンシャルオイル | オーガニック
やわらかい甘さと爽快感を併せもつスペアミント。軽やかで爽やかな印象は、朝や日中のリフレッシュタイムに

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Mentha spicata |
|---|---|
| 特性成分 | カルボン(carvone) リモネン(limonene) β-ブルボネン(β-bourbonene)など |
| 栽培抽出地 | U.S.A. |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | 栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 開花期の地上部 |
| 内容量 | 10mL |
※特性成分、栽培抽出地などはロットによって変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
スペアミントのエッセンシャルオイル(精油)は、やわらかい甘さと爽快感を併せもつ香りが特長です。
主な産地は米国、インド、中国、エジプトなどで、それぞれの気候や土壌によって香りの印象が異なります。
食品や飲料の香味料(フレーバー)のほか、歯磨き粉やガムといった日用品の香料としても広く利用されています。アロマテラピーの分野でも人気があり、メントール(menthol)特有の強い刺激が少ないため、穏やかに香りを加えたい場面に適しています。
香りと成分
スペアミントの香りは、主要成分であるL-カルボン(carvone, S体)に由来する、柔らかく甘みを含んだ爽快感が特徴です。
ペパーミントに多く含まれるメントールのような強い清涼感とは異なり、穏やかで甘く、親しみやすい香りがします。ミントティーやチューインガムなどで知られる香りです。
興味深いことに、カルボンには鏡像異性体が存在します。L-カルボンがスペアミント特有の香りを持つのに対し、D-カルボン(R体)はキャラウェイに似たスパイシーな香りを持っています。分子構造のわずかな違いが香りを大きく左右するため、香料の分野では、これらの使い分けと品質管理が重要視されています。
このほかに、リモネンやβ-ミルセン(β-myrcene)なども含まれており、香りに複雑さと奥行きを与えています。
使い方
ディフューザーでの芳香浴や、気分を切り替えたい時の香りづけに。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系、ゼラニウムなどのフローラル調の香りとのブレンドにも適しています。軽やかで爽やかな印象は、朝や日中のリフレッシュタイムにおすすめです。
リフレッシュブレンド ― スペアミント × グレープフルーツ × ゼラニウム
ディフューザーや芳香用徐放剤に垂らして、リビングやワークスペースに香りを広げてみてください。スペアミントのやさしい清涼感に、グレープフルーツの明るい香りと、ゼラニウムのほのかな甘さをプラス。軽やかな香りの層が広がり、心も空間もすっきり整います。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。
アロマテラピーにご関心のある方は、
書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、
aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし
甘くて軽い清涼感を放つスペアミント

スペアミント(Mentha spicata)は、シソ科ハッカ属に属する多年草で、世界各地の温帯から亜熱帯にかけて広く栽培されています。
原産地はヨーロッパや中東とされ、日本でも古くからハーブとして親しまれています。草丈は30〜100cmほどで、茎は四角く、対生する葉は明るい緑色で細かい鋸歯をもちます。
夏から初秋にかけて、穂状に小さな白〜淡紫色の花を咲かせ、その涼やかな姿と爽やかな香りで庭やハーブガーデンを彩ります。
生育力は非常に旺盛で、一度根を張ると地下茎や匍匐茎を伸ばしながら広がり、あっという間に群生します。条件が合えば猛暑や乾燥にも耐え、半日陰から日当たりのよい場所まで適応する強靭な植物です。
スペアミントは料理・飲料・菓子など幅広く利用され、ミントティーやサラダ、デザートの香りづけなどでおなじみです。清涼感がありながらもペパーミントより柔らかく甘みを帯びた香りは、日常の暮らしにやさしい清涼感をもたらしてくれます。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
