エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
ニアウリ Melaleuca quinquenervia
ニアウリ Melaleuca quinquenervia エッセンシャルオイル|オーガニック
フトモモ科の常緑樹から得られるエッセンシャルオイル。ユーカリやティーツリーに似た清涼感と、やや甘みのあるグリーン香が特長です

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Melaleuca quinquenervia |
|---|---|
| 特性成分 |
1,8-シネオール(1,8-cineole) α-ピネン(α-pinene) ビリジフロロール(viridiflorol)など |
| 栽培抽出地 | マダガスカル |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 葉付枝 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
ブレンドにおける名脇役
ニアウリは、ティーツリーと同じフトモモ科に属する常緑樹で、オーストラリアやニューカレドニアの湿地帯に広く自生してきました。エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)のエッセンシャルオイル(精油)は、マダガスカルの豊かな大地と気候に育まれた樹木から抽出されています。葉や若枝を丁寧に水蒸気蒸留することで、透明感と奥行きを併せ持つエッセンシャルオイルが得られます。
最大の魅力は、深呼吸したくなるほどのクリアな爽快感と、穏やかな樹木のぬくもりが調和した独自の香りにあります。ユーカリを思わせる清涼感に加えて、ウッディでやわらかな深みが感じられるため、印象に残る香り立ちを楽しめます。
日本ではまだ知名度が高くありませんが、欧米ではブレンドに重宝される「隠れた実力派」として親しまれてきました。特にハーブ系や樹木系のエッセンシャルオイルと好相性で、全体をまとめ上げる調和力に優れており、ブレンドにおける名脇役として活躍します。
香りと成分
香りはシャープな清涼感に、やわらかで落ち着きのあるウッディさが重なり、軽やかさと深みを併せ持ちます。
- 1,8-シネオール(1,8-cineole):爽やかでクリアな清涼感の核となる主要成分。オキサイド類。
- ビリジフロロール(viridiflorol):穏やかなウッディ調を与え、香りに丸みと深みを添えるセスキテルペノール類。
- α-ピネン(α-pinene):森林のようなニュアンスを加えるモノテルペン類。
これらが調和することで、単なる爽快さにとどまらない、まろやかでバランスの取れた香りになります。
使い方
芳香浴でも楽しめますが、特にマッサージオイルへのブレンドがおすすめ。首や肩、胸元などに用いると、やわらかな香りが広がりリフレッシュに適しています。ローズマリー・シネオールやユーカリグロブルス、ラヴィンサラ、ティーツリー、真正ラベンダーなどと相性が良いことが知られています。
季節の変わり目のリフレッシュマッサージブレンド
肌になじませると、やわらかな香りがふわっと広がり、寒暖差のある季節や長時間の外出後のリフレッシュタイムにぴったりです。
- ニアウリ……3滴
- ローズマリー・シネオール……3滴
- ラヴィンサラ……3滴
- 植物油(スイートアーモンド油など)……10ml
清潔な容器でよく混ぜ、少量を手に取り首・肩・背中・胸などにやさしく擦り込みます。香りに包まれながら深呼吸を。ご使用前にはパッチテストを行ってください。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。
アロマテラピーにご関心のある方は、書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、
aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし

ニアウリMelaleuca quinquenerviaはフトモモ科Myrtaceaeに属する常緑高木で、英名では「Paperbark Tree」とも呼ばれます。原産地はオーストラリア北部からパプアニューギニア、ニューカレドニアにかけての熱帯・亜熱帯地域で、湿地帯や河川沿いなど水分の多い土地に自生します。
成木は高さ8〜20mほどに達し、樹皮は厚く柔らかい紙のような層状構造を持ちます。この樹皮は白から淡褐色で、外側から剥がれるように薄くはがれ落ちる姿が特徴的です。
葉は披針形から楕円形で長さ5〜10cm、厚みのある革質で、表面には微細な油腺が散在しており、擦ると爽やかな芳香が広がります。学名の「quinquenervia」は、葉に5本の主脈が走る様子に由来します。
夏から秋にかけて白や淡黄色のブラシ状の花穂を咲かせ、花は蜜源としても利用されます。強靭な根と湿地環境への適応力から、土壌保持や防風林としても栽培されるほか、オーストラリアや南太平洋諸島では古くから日常生活の中で様々に利用されてきました。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
