エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
ウインターグリーン Gaultheria procumbens
ウインターグリーン Gaultheria procumbens エッセンシャルオイル|オーガニック
葉から得られるウインターグリーンのエッセンシャルオイル。スーッとする湿布のような独特の芳香が特徴です

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Gaultheria procumbens |
|---|---|
| 特性成分 | サリチル酸メチル(methyl salicylate)など |
| 栽培抽出地 | 中国 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 葉 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
特殊な抽出法「二重水蒸気蒸留」
ウインターグリーンは、北米や中国で採れるツツジ科の常緑小低木から得られます。葉にはサリチル酸メチルがそのまま存在せず、配糖体(ガウルテリン)の形で含まれているため、抽出には特殊な「二重水蒸気蒸留」が必要です。葉を温水に浸して加水分解し、生成されたサリチル酸メチルを再度蒸留してエッセンシャルオイル(精油)として回収します。この手間をかけた方法により、サリチル酸メチルを高濃度に含むエッセンシャルオイルが得られます。
香りと成分
湿布を思わせる香りが特徴
Herba Helvetica(エルバエルヴェティカ)のウインターグリーンの主要成分はサリチル酸メチル(methyl salicylate)で、その含有率は98〜99%に達します。この高濃度成分が、湿布を思わせる鮮烈な清涼感と、わずかな甘みを併せ持つ独特の香りを生み出しています。
使い方
芳香浴よりも、植物油で希釈してマッサージやセルフケアに使われることが多いエッセンシャルオイルです。スポーツ後や立ち仕事の後など、足や肩をリフレッシュしたいときに適しています。スパイクラベンダー、プチグレン、ユーカリ・シトリオドラなどと相性がよいことが知られています。
すっきり感とやわらかさの調和 ― ウインターグリーン × 真正ラベンダー × ペパーミント
- ウインターグリーン……2滴
- 真正ラベンダー……4滴
- ペパーミント……1滴
- 植物油(スイートアーモンド油など)……10ml
清潔な容器で混ぜ、足首からふくらはぎ、肩や腰などに塗布します。ウインターグリーンの鮮烈さに真正ラベンダーのやさしさ、ペパーミントの清涼感が重なり、爽快感と落ち着きを併せ持つ香りが広がります。
ご使用上の注意
ご使用前にはパッチテストを行ってください。サリチル酸やサリチル酸メチルに敏感な方、またはアスピリンアレルギーのある方は使用を避けてください。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。
アロマテラピーにご関心のある方は、
書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、
aromanet-jp.com
などをご参照ください。
植物のおはなし
葉をもむと湿布の香りがするウインターグリーン

冬の花屋を彩る鉢植えとして人気のあるチェッカベリーは、学名をGaultheria procumbensといい、ウインターグリーン精油の原料としても知られています。
ツツジ科に属する常緑低木で、北米東部の冷涼な森林や湿地を原産地とします。草丈は10〜15cmほどと小さく、地面を這うように広がる姿が特徴的です。
夏には白く小さな壺型の花を咲かせ、晩秋から冬にかけて光沢のある鮮やかな赤い実をつけます。観賞用としても魅力的で、クリスマスシーズンには寄せ植えや鉢花として出回ります。
葉は革質で濃緑色、やや楕円形をしており、軽く揉むと独特の清涼感を伴う香りがほのかに漂います。
この香りの正体であるサリチル酸メチルは、葉の平常時にはほとんど存在せず、水溶性のサリチル酸グルコシド(配糖体)として蓄えられています。
植物が外傷や病虫害などのストレスを受けると、酵素反応によってサリチル酸メチルが生成され、防御機能の一端を担います。この特性はウインターグリーンの生理的な適応戦略の一つであり、香りの面でもユニークな個性を生み出しています。
赤い実の美しさだけでなく、葉が持つ隠れた香りの変化もまた、この植物を印象深い存在にしています。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
