エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
レモングラス Cymbopogon citratus
レモングラス Cymbopogon citratus エッセンシャルオイル|オーガニック
タイ料理でもお馴染みのレモングラス。レモンに似た柑橘香とハーバルな青さが特徴で、爽快でエネルギッシュな香調です

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Cymbopogon citratus |
|---|---|
| 特性成分 | ゲラニアール(geranial) ネラール(neral) ゲラニオール(geraniol)など |
| 栽培抽出地 | インド |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 葉 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
シトラール豊かなレモングラス
レモングラスは、インドをはじめとする熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されています。特にインドは世界的にも主要な生産国のひとつです。温暖で日射量の豊富な気候、モンスーンによる適度な降雨、肥沃な赤土や黒土などが、この芳香植物の生育に理想的な条件を与えています。
インド産のレモングラスのエッセンシャルオイルは、爽快感にあふれるシトラールの含有率が高いことが特徴です。エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)のレモングラスは、南インドで伝統的な水蒸気蒸留によって抽出されます。
インドのレモングラスは香り立ちが強く、シャープでフレッシュなトップノートを持ちながらも、わずかにグリーンで草のような余韻を残し、力強さとナチュラルさが同居した印象を与えます。
香りと成分
存在感あるシトラスグリーンの香り
レモングラスの香りは「鮮烈なシトラスグリーン」が特徴で、レモンのような爽快さに草の青さや少し土っぽさが重なります。
その香りの核心は成分の大半を占める「シトラール(citral)」で、力強いレモン香のゲラニアール(geranial)と、やや甘く柔らかなレモン香のネラール(neral)という2種類の成分から成り立ちます。これらの比率が香りの個性を決めています。
さらに、β-ミルセン(β-myrcene)やゲラニオール(geraniol)、リモネン(limonene)といった微量成分が香りにスパイス感や華やかさ、爽やかさを添え、奥行きある印象を作ります。
ただし香りの存在感が強いため、真正ラベンダーやゼラニウムと組み合わせることで、より優雅で調和のとれた香りになります。
使い方
ディフューザーでの芳香浴や、夏の夕暮れや就寝前のひとときに。
ゼラニウムやシトラス系のエッセンシャルオイルとのブレンドにも適しており、夏の寝室やリビング、ベランダなど、室内外を問わず爽やかな香りで空間を快適に整えたいときにおすすめです。
夏の夜を守るブレンド ― レモングラス × ゼラニウム
窓を開けて過ごす夕涼みや、寝室でのくつろぎ時間に。
レモングラスのシャープで清涼感のあるレモン調と、ゼラニウムのやわらかなフローラルグリーンが調和し、涼やかで心地よい香りが空間を包みます。夏の夜をより快適に過ごすための“香りのバリア”のような存在です。
- レモングラス……2滴
- ゼラニウム……2滴
ディフューザーや 芳香用徐放剤(あろまる)に垂らし、寝室やリビング、窓辺に香りを広げてください。
清涼感と花の香りが重なり、夏の夜を穏やかに、そして心地よく守ってくれます。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。 アロマテラピーにご関心のある方は、 書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、 aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし
爽やかな香りと多彩な用途のレモングラス

レモングラスCymbopogon citratusは、イネ科に属する多年草で、ススキのように細長く鋭い葉を株立ち状に茂らせます。南アジア原産で、現在では熱帯・亜熱帯を中心に広く栽培され、温暖な気候と十分な日照を好みます。
高さは1〜1.5メートルほどになり、葉を軽くもむとレモンに似た爽やかで清涼感のある香りが立ちのぼります。この香りは主成分シトラールによるもので、料理や香料、アロマテラピーなど多方面で活用されています。
特にタイ料理の代表的スープ「トムヤンクン」に欠かせない香味野菜として知られ、煮込みやハーブティーにも使われます。
香料分野では「インド・ヴァーベナVerveine des Indes」の名で呼ばれ、高価で稀少なレモンヴァーベナLippia citriodoraの香りに似ていることから、代用品として扱われることもあります。
フランスではレモングラスを「シトロネラLa citronnelle」と呼ぶ場合がありますが、虫よけ用途で知られる別種のシトロネラ草Cymbopogon nardusとは異なり、香調や利用目的も異なります。名称の混同を避けるため、学名による確認が重要です。
明るくすっきりとした香りは、世界中の食文化と香り文化を彩る魅力的なハーブとして親しまれています。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
