エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
マンダリン Citrus reticulata
マンダリン Citrus reticulata (rouge)エッセンシャルオイル|オーガニック
最もマイルドな香りのするマンダリン・ルージュと呼ばれるエッセンシャルオイルです。甘過ぎず温かみのある香りはお子様にも好まれます

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Citrus reticulata |
|---|---|
| 特性成分 | リモネン(limonene) γ-テルピネン(γ-terpinene) α-ピネン(α-pinene)など |
| 栽培抽出地 | イタリア |
| 抽出方法 | 圧搾法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 果皮 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
完熟果実から得られるマンダリン・ルージュ
マンダリンのエッセンシャルオイル(精油)は、果皮を低温圧搾することで、新鮮な香りをそのまま閉じ込めたように抽出されるエッセンスです。その香りはスイートオレンジよりも穏やかで、やわらかく優しい甘さが特徴。子供から大人まで、世代を問わず幅広く愛されています。
マンダリンの最も興味深い点は、収穫時期によってエッセンシャルオイルの色と香りが変化することです。イタリアでは、11月の早摘みの実からは緑色の、そして1月に完熟期を迎えた実からは橙色のエッセンシャルオイルが採れます。
エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)のマンダリンは、この完熟した果実から得られる「マンダリン・ルージュ(“rouge”はフランス語で赤を意味します)」です。香りが最もマイルドで甘く、リラックスしたい時間やおやすみ前の芳香浴に最適な、優しい香りが空間を穏やかに包み込みます。
香りと成分
精巧な調和が生む優しい柑橘香
マンダリンの優しい柑橘香は、複数の芳香成分が織りなす精巧な調和によって生まれます。
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香りの骨格:
主要成分で、約70%含まれるリモネン(limonene)が、フレッシュでジューシーな柑橘香の土台を築きます。それに加え、γ-テルピネン(γ-terpinene)がハーバルでややスパイシーな奥行きを、α-ピネン(α-pinene)などが軽やかなウッディノートを加え、スイートオレンジとは異なる、落ち着きのある香調を創り出しています。 -
マンダリンを特徴づける成分:
このエッセンシャルオイルの真価は、ごく微量に含まれる成分にあります。特に微量に含まれるアントラニル酸メチル(methyl anthranilate)は、マンダリン特有のフローラルで重厚な甘さを生み出す重要な要素です。これはネロリやジャスミンにも含まれる成分で、完熟した果実から抽出された高品質なエッセンシャルオイルであることの化学的な証拠と言えます。 -
フレッシュさの決め手:
さらに微量に含まれるα-シネンサール(α-sinensal)が、まるで今しがた果皮を絞ったかのような、リアルでみずみずしい印象を与えます。
これらの成分が組み合わさることで、「フレッシュでありながら、花のように甘く、包み込むような優しさを持つ、非常に丸みのある柑橘の香り」が完成します。この繊細な香りはブレンドにも適しており、スイートオレンジを加えると親しみやすい甘さが、プチグレンを重ねると優雅で洗練された印象がより一層引き立ちます。
使い方
ディフューザーでお部屋に香りを拡散させて、おやつの時間や就寝前の絵本時間に。甘くやさしい柑橘の香りは、昼は元気を与え、夜は安心感をもたらすため、一日のさまざまなシーンで活躍します。
ほっと笑顔になるハッピーブレンド ― マンダリン × スイートオレンジ
- マンダリン……3滴
- スイートオレンジ……3滴
ディフューザーや 芳香用徐放剤(あろまる)に垂らし、子ども部屋やリビングに香らせてください。
昼は元気と明るさを、夜は安心感とやわらかな静けさをもたらす、やさしい柑橘の香りが広がります。昼間はスイートオレンジを多め、夜はマンダリンを多めにしてもよいでしょう。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。
アロマテラピーにご関心のある方は、書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし
やさしく穏やかな香りが人気のマンダリン

マンダリンCitrus reticulataは、「マンダリンオレンジ」や日本の温州みかんの原種のひとつとされる柑橘類で、日本人にも非常に馴染み深い果実です。
原産地はインドから中国南部にかけての地域とされ、古代より東洋の温暖な土地で栽培されてきました。やがてその栽培はシルクロードや海上交易を通じて世界へ広まり、現在では地中海沿岸、アメリカ南部、オーストラリアなど、温暖な気候をもつ地域で広く栽培されています。
樹高はおおよそ2〜4メートルと比較的低く、常緑の葉は光沢のある深緑色をしています。春になると、枝先に白く小さな花を咲かせ、ほのかに甘く爽やかな香りを漂わせます。
果実はやや扁平で、果皮は薄く、手で簡単にむくことができます。果肉はジューシーで甘く、生食としてそのまま味わえるほか、ジュースやジャム、菓子類などの加工品にも広く利用されます。
果皮には香り成分が豊富に含まれており、そのフルーティーでやさしい香りは、食用としてだけでなく香料資源としても重要です。マンダリンは見た目の鮮やかさや味わいだけでなく、香りによっても多くの人々を魅了し続けています。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
