エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
レモン Citrus limon
レモン Citrus × limon エッセンシャルオイル|オーガニック
フレッシュでジューシーなレモンの果皮そのものの新鮮な香りが特長。レモンの持つ生命力と清らかな魅力をそのまま感じさせてくれます

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Citrus × limon |
|---|---|
| 特性成分 | リモネン(limonene) β-ピネン(β-pinene) γ-テルピネン(γ-terpinene)など |
| 栽培抽出地 | イタリア、スペイン |
| 抽出方法 | 圧搾法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 果皮 |
| 内容量 | 10mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
果実を絞ったときの瑞々しい香り
レモンのエッセンシャルオイル(精油)は、その果皮から低温で丁寧に圧搾することにより抽出されます。水蒸気蒸留法とは異なり、熱による影響を受けにくいため、果皮に含まれる香り成分を損なうことなく、まるで果実を絞った瞬間のような、生命力あふれる瑞々しい香りをそのまま抽出できるのが大きな特長です。一般的に「エッセンシャルオイル」と呼ばれますが、柑橘系の圧搾法で得られたものは、厳密には「エッセンス」と区別されることもあります。
レモンは世界中の温暖な地域で栽培されていますが、エッセンシャルオイルの品質や香りの構成は産地によって大きく異なります。エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)では、イタリアまたはスペイン産のエッセンシャルオイルで、降り注ぐ太陽と地中海性気候の恩恵を受け、その品質の高さで世界的に評価されています。フレッシュでクリアな香りのなかに、程よいマイルドさを併せ持った、絶妙なバランスの香りが魅力です。
尚、エッセンシャルオイルは植物が生成する揮発性の芳香成分のみで構成されるため、果汁に含まれるビタミンCといった水溶性の成分は含まれていません。
香りと成分
芳香浴に最適
レモンの香りの主軸をなすのは、リモネン(limonene)という成分で、全体の約65~70%を占めます。このリモネンが、レモン特有の明るく軽やかな柑橘系の香りをもたらします。その他にも、γ-テルピネン(γ-terpinene)やβ-ピネン(β-pinene)、そしてごく微量ながらゲラニアール(geranial)とネラール(neral)から成るシトラール(citral)などが含まれており、これらの成分が複雑に調和することで、香りにシャープさや清涼感、ほのかな甘みが加わります。
レモンのエッセンシャルオイルを構成するこれらの成分は非常に揮発性(蒸発しやすい性質)が高いため、香りが空間の隅々まで効率的に広がりやすいという特長も持っています。そのため、ディフューザーなどを使って香りをお部屋に拡散させる「芳香浴」に最も適したエッセンシャルオイルの一つと言えるでしょう。
使い方
レモンの爽快な香りは、まさしく空間の空気を一新したいときや、気分をすっきりと切り替えたいときに最適です。また、朝の目覚めを心地よく演出したり、仕事や勉強への集中力を高めたいときにも役立ちます。
香りのブレンドにおいても、レモンはその軽やかさから非常に扱いやすく、他の柑橘系はもちろん、ローズマリー・シネオールやペパーミントといったハーブ系とブレンドすることで、季節や目的に応じた多彩な香りをお楽しみいただけます。さらに、ゼラニウムやイランイランのような濃厚なフローラル系の香りとブレンドすれば、その甘さを和らげ、爽やかで落ち着きのある香りへ昇華させることができます。
夏の清涼ブレンド ― レモン × ローズマリー・シネオール × ペパーミント
暑い季節の朝や、日中の気分転換に。レモンの明るくジューシーな爽やかさに、ローズマリー・シネオールの清々しいハーバル感、さらにペパーミントの涼やかな清涼感が加わり、ひと息で気持ちも空間もすっきりと整います。
- レモン……3滴
- ローズマリー・シネオール……1滴
- ペパーミント……1滴
ディフューザーや 芳香用徐放剤(あろまる) に垂らして、リビングや勉強部屋、ワークスペース、車内などに香りを広げます。蒸し暑さでぼんやりしがちな頭と気分をシャキッと整え、涼やかな一日をサポートします。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。 アロマテラピーにご関心のある方は、 書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、aromanet-jp.comなどをご参照ください。
植物のおはなし
万人に好まれる爽やかさが魅力のレモン

レモンCitrus limonはミカン科に属する常緑樹で、原産はインド北東部から中国南部とされます。温暖な気候を好み、現在では地中海沿岸、カリフォルニア、日本の一部地域など世界各地で広く栽培されています。
樹高は2〜6メートルほどで、つややかな深緑色の葉を一年中茂らせ、春から初夏にかけて白く可憐な花を咲かせます。花は繊細な見た目に反して甘く力強い香りを放ち、訪れる昆虫を引き寄せます。
夏の陽射しをたっぷり浴びて育つ果実は、未熟なうちは緑色で、やがて鮮やかな黄色に色づきます。果皮には芳香成分が豊富に含まれ、古くから食用や飲料、菓子、調味料として親しまれてきました。
特に果皮を圧搾法で抽出した精油(エッセンス)は、果実そのままの鮮度とジューシーさを備え、爽やかな香りは万人に好まれます。食品香料としても世界中で高い人気を誇り、お菓子や清涼飲料、リキュールなどに広く利用されています。
さらに、樹木全体が持つ清涼感ある香りは香料植物としての価値も高く、庭木や観賞用としても愛されます。明るい黄色の果実と透明感あふれる香りは、人々の暮らしや風景に活気と潤いを与える存在です。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。

- 型番
- HE149
- 価格
- 2,500円(税込 2,700円)