エルバ・エルヴェティカのエッセンシャルオイル
シナモン Cinnamomum verum / Cinnamomum zeylanicum
シナモン Cinnamomum verum (Cinnamomum zeylanicum)|オーガニック
Cannele de Ceylanと呼ばれるシナモンの樹皮を水蒸気蒸留して得られたエッセンシャルオイル。甘くてスパイシー、繊細で芳醇な香りです

L'Excellence Olfactive
Herba Helveticaが厳選したE.O.B.B.D.品質のエッセンシャルオイルです
| 学名 | Cinnamomum verum(Cinnamomum zeylanicum) |
|---|---|
| 特性成分 | シンナムアルデヒド、オイゲノール、酢酸シンナミルなど |
| 栽培抽出地 | スリランカ |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 生育条件 | オーガニック栽培 |
| 抽出部位・生育段階 | 樹皮 |
| 内容量 | 5 mL |
※ 特性成分、栽培抽出地などはロットにより変わる場合があります。
エッセンシャルオイルについて
「真のシナモン」の繊細で芳醇な香り
シナモンのエッセンシャルオイルは、抽出部位によって香りの印象が大きく異なります。樹皮から抽出されたものは甘く濃厚で温かみのある香りをもち、葉から抽出されたものはやや鋭く、スパイシーさが際立つ傾向があります。特にスリランカ産の Cinnamomum verum は「真のシナモン」と呼ばれ、繊細で芳醇な香りを有し、高品質なシナモンのエッセンシャルオイルとして評価されています。
香りと成分
多重的な甘さとスパイス感が絶妙
代表的な成分として、樹皮のエッセンシャルオイルにはシンナムアルデヒド(cinnamaldehyde)が高濃度で含まれ、甘くスパイシーで深みのある香りを形成します。葉から得られるエッセンシャルオイルではオイゲノール(eugenol)が多く、クローブに似た温かみと刺激のある香りが特徴です。
エルバエルヴェティカ(Herba Helvetica)のシナモンのエッセンシャルオイルは、立ちのぼる瞬間から甘く温かなスパイシーさが広がり、やがてバニラやキャラメルを思わせるバルサミックで丸みのある甘さへと移ろい、最後にはほんのりとしたウッディさとドライなスパイス感を残しながら、幸福感と安心感をもたらす上品で官能的な余韻を漂わせます。
使い方
寒い季節の香りづけや、心を温めるひとときに。スイートオレンジと相性がよく、スパイシーで甘い香りが空間を包み込みます。
温かく満たされる冬の香り ― シナモン × スイートオレンジ
甘くスパイシーなシナモンと、ジューシーで明るいスイートオレンジの香りが重なり合い、心までほっとほぐれるブレンド。寒さでこわばった気持ちをやさしく解きほぐし、温かな時間を演出します。
- シナモンのエッセンシャルオイル(樹皮)……1滴
- スイートオレンジ……20滴
※ シナモンのエッセンシャルオイルは刺激があるため、3~5%に希釈して使用してください。ディフューザーや芳香用徐放剤に垂らすと、冷えた空間に温もりが広がり、ほっと安らぐ冬の香りを楽しめます。
ディフューザーや 芳香用徐放剤(あろまる) に垂らして、ベッドルームやリラックススペースに香りを広げてみてください。深呼吸に寄り添う、やさしく落ち着いた雰囲気を演出できます。
エッセンシャルオイルの特性に関する一部の情報につきましては、法令上の制約により本ウェブサイト上ではご紹介いたしかねます。
アロマテラピーにご関心のある方は、書籍『ファミリーアロマテラピーの手引き』、aromanet-jp.com などをご参照ください。
植物のおはなし
甘くて深い本物のシナモンの香りを知る

「肉桂(ニッケイ)」の名で古くから親しまれるシナモンは、クスノキ科ニッケイ属Cinnamomumに属する常緑高木で、中国、インド、スリランカを原産とします。
現在ではマダガスカル、マレーシア、インドネシア、アンティル諸島など熱帯・亜熱帯地域でも広く栽培され、香辛料や香料植物として世界中で利用されています。樹高は10メートルを超えることもあり、光沢のある葉と淡黄緑色の小花をつけます。果実は小さな楕円形で、熟すと黒紫色になります。
食用や香料として広く知られるのは、樹皮を乾燥させて得られるシナモンスティックや粉末です。樹皮は外皮を削り取って薄皮をはぎ取り、乾燥すると特有の巻き形になります。
代表的な種類には「セイロンシナモンCinnamomum verum(旧学名C. zeylanicum)」と「カシアCinnamomum cassia」があり、見た目は似ていますが、香りや風味に違いがあります。セイロンシナモンは繊細でまろやかな甘みと品のある香りが特徴で、スリランカが主な産地です。
一方、カシアはより強く、甘さの中にスパイシーな刺激を含む香りを持ち、中国やベトナム、インドネシアなどで栽培されています。
古代エジプトやギリシャ時代から両者が混同されてきた歴史があり、現代でも用途や表示において注意が必要です。
※ 植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。
